ディスプレイ用語集

あ行

インチ

テレビの画面サイズを表すときは、「インチ」が使われますが、このサイズは画面の対角線の長さを示しています。インチという単位は、テレビの画面サイズだけでなく、自転車のタイヤのサイズなどでも利用され、1インチ=2.54cmです。インチの起源は、古代ローマ人が1フィート(足の爪先からかかとまでの長さ)を、12等分したものといわれています。だいたい大人の手の、親指幅にあたります。さて、現在市販されているテレビ画面の、縦横の比率は次の2種類が主流になっています。
1つは、横と縦の比率が4:3で、従来のアナログ放送用に使われてきた標準タイプのテレビで、もう1つは、横と縦の比率が16:9で、よく「ワイド」と呼ばれているタイプのテレビです。地上デジタル放送を含めた、ハイビジョンテレビは全てこのタイプになっています。(*この縦横の比率を、アスペクト比と呼んでいます。)
このため、画面サイズが同じ32インチのテレビであっても、アスペクト比が違っていると、縦と横の寸法が違ってくるのです。これは、テレビだけでなくパソコンのモニターにも、同じことが言えます。
0インチ~200インチ 画面寸法一覧早見表


液晶(えきしょう)

液晶の存在は、1888年にオーストリアの植物学者ライニツァーによって発見されました。「液晶」とは、固体と液体の中間にある物質の状態(例えば石鹸水など)を指す言葉です。
1963年RCA社のウィリアムズは、液晶に電気的な刺激を与えると、光の通し方が変わることを発見。5年後(1968年)に同社のハイルマイヤーらのグループが、この性質を応用した表示装置をつくりました。これが液晶ディスプレイ(LCD=Liquid Crystal Display)の始まりです。
しかし液晶は本来、ディスプレイの材料としては不安定で商用として問題がありましたが、1973年、シャープより電卓(EL-805)の表示として世界で初めて応用されました。グレイ教授(英国ハル大学)は1976年に安定な液晶材料(ビフェニール系)を発見し、それは現在のLCD材料の基礎となっています。

応答時間(おうとうじかん)

信号を入力してから、動作開始あるいは出力するまでの時間。液晶パネルでは、オンまたはオフの駆動信号が伝わった時に、透過率あるいは反射率が所定値に達するまでの時間。
オンの応答時間とオフの応答時間を合わせた時間を指す事が多い。応答速度とも言う。

か行

画面表示解像度

ディスプレイの精細度に関する規格。
・VGA = Video Graphics Array
640×RGB×480ドット
・SVGA = Super Video Graphics Array
800×RGB×600ドット
・XGA = eXtended Graphics Array
1,024×RGB×768ドット
・SXGA = Super eXtended Graphics Array
1,280×RGB×1,024ドット
・SXGA+ = Super eXtended Graphics Array +
1,400×RGB×1,050ドット
・UXGA = Ultra eXtended Graphics Array
1,600×RGB×1,200ドット

輝度

画面の明るさの事です。 正確には発せられている光の強さです。 「きど」と読みます。
「cd/m2(カンデラ/平方メートル)」という単位で表されます。

例えば、「300cd/m2」 とか 「400cd/m2」 とかの数値で記載されており、この2つなら 400cd/m2 のディスプレイの方がより画面を明るくすることが出来る訳です。
よって、数値が高いほど高性能と言えますね。

ただ、画面の明るさは高ければ良いというものではありません。
明るいほど色が鮮やかに見え、映像なども綺麗になりますが、明るすぎると眩しいし目も疲れます。
部屋が暗い場合や、細かい文字を長時間見る時は少し暗めの方が良いと言われていますし、好みの問題もありますね。

基本的には、ディスプレイの最大輝度は 250~300cd/m2 ほどあれば十分だと言われています。
よって、300cd/m2 を最大輝度としているディスプレイが多くなっています。
ただ、テレビや映画を見たり、ゲームなどもやりたい場合は、高い輝度があった方が鮮やかになりますし、もちろん明るい画面の方が好みの人もいますね。

家庭用のテレビの場合は、明るく大きな部屋で綺麗な映像を映すために、500cd/m2 ぐらいの輝度に出来るものもあります。ちなみに、弊社の9面マルチシステムは、450cd/㎡です。

コンポジット映像信号

コンポジット映像信号は映像信号を構成する同期信号、輝度信号、カラーの場合は色信号、を合成して、1本のケーブルで扱えるようにした信号のこと。複合同期信号と言われることもあるが、垂直水平の両方の同期信号をまとめたのみの信号を指して複合同期信号とすることもある。

た行

デジタルサイネージ

電子看板のこと。屋外広告、交通広告、店内広告等、液晶ディスプレイやLEDディスプレイを用いた看板。販促を目的とする広告以外にも、案内板や掲示板といったパブリックディスプレイとして利用されている。液晶の低価格化、通信のブロードバンド化により、広告手法として注目されつつある。
広告利用の利点
①ネットワークを使った表示内容の操作が可能
②リアルタイムにタイムリーな情報への更新、また配信の停止ができる
③印刷、設置、交換の手間がかからない
④動画の表示が可能
⑤1つの設置場所に複数のクライアント(広告)の募集ができる
⑥注目度が高い

は行

ベゼル

別名を枠,縁,額縁 ともいう。ベゼルとは、主に腕時計や液晶ディスプレイなどにおいて、表示部分を支持および保護する機能を持つ部分を指す語である。また、その部分の幅のことをベゼル幅という。
マルチディスプレイ環境ではベゼル幅の分だけ映像が分断されることになるので、ベゼル幅が小さいほど視認性と使い勝手がよくなる。

フルHD

デジタル放送によるハイビジョン映像は、最高で「1,920 x 1,080」の画素で構成されています。 (約207万画素)表示する側のテレビも、「1,920 x 1,080」の画素を持ち、そのまま100%再現するという意味合いから、フル(Full)と呼んでいます。従来の「ハイビジョン対応」テレビは、表示パネルが1,366 x 768画素(約105万画素)のものが主流で有った為、これらと区別する言葉が「フル」とお考え頂くと良いでしょう。

プロジェクター

プロジェクターの特長は何だろうか?と、真剣に検討してみた。プロジェクターのメリットは、価格に対して、大きなサイズで映し出すことができる。また、持ち運びに便利なサイズで出来ている方で、設置も簡単である。デメリットとしては、投影までの投影距離を確保しなければならなく、場所を必要とする。また、野外などで使う場合、明るさのために見ずらい等の問題も引きおこす。
液晶プロジェクタは、液晶パネルを内蔵し、放電光を利用した非常に明るい光源ランプからの光を透過させ、これをレンズを使ってスクリーン上に拡大投射する。特に三管式プロジェクタのように複雑な調整を必要とせず、大抵はスライド映写機のようにズームとピントさえ調整すればすぐさま利用できるように設計されている。
またハイビジョン等といった広範囲に渡る画面解像度の変更によって生じる差は苦手とする所で、近年では特殊な画像処理チップを内蔵する事でだいぶ改善されたとはいえ、異なる解像度の映像信号を入力した場合に不自然な画像のギザ付きが目立つなどの問題が発生する事がある。

ま行

マルチディスプレイ

マルチディスプレイとは、表示領域の拡大を目的としてパソコンに複数のモニター(ディスプレイ)を接続して、使用することを言う。同じ画面を複数のディスプレイで表示する、ミラーリングとは異なる。2台なら「デュアルモニター(ダブルモニター)」、3台なら「トリプルモニター」と呼ぶ。マルチモニターなどと呼ばれることも多い。
9面マルチディスプレイとして、映像効果を最大源引き出すことも現在可能となってきている。

モニター

「ディスプレイ」 とは映像を映す画面の事で、一般的にパソコン用のテレビのことを指します。
「モニター」と呼ばれることもあります。
パソコン内部のパーツではありませんが、パソコンを使う上で絶対に必要なものの一つですね。

(I-O DATA 液晶ディスプレイ) 以前のパソコン用ディスプレイは、小さな文字をたくさん表示したり、細かい画像を細部まで表示したりするために、一般の家庭用のテレビよりも細かな表示が出来るが普通でした。この表示の細かさを「解像度」と呼びます。

一方家庭用のテレビは、荒い映像(低解像度の映像)でも画面のサイズに合わせて綺麗に引き延ばして表示する事や、電波が悪くてノイズ(画質のみだれや悪化)があってもそれを修正する技術に優れていました。

こうした機能の違いにより、以前はディスプレイと家庭用のテレビは、見た目は似ていても、性質は全く異なるものになっていました。

しかし、これは近年になって変わってきました。
テレビでも高解像度での表示が必要になる「ハイビジョン放送」が登場し、従来より高い解像度で表示する「地上デジタル放送(地デジ)」も始まったからです。
これにより家庭用のテレビでもパソコンと同様の高解像度が求められるようになり、それに対応した接続端子がテレビにも標準で用意されるようになっています。
そのため徐々に「パソコン用ディスプレイ」と「家庭用テレビ」の区別がなくなりつつあります。

最近は技術開発の末、家庭用テレビの多機能化と大画面化が進み、パソコン用のディスプレイ(モニター)にはそうした機能は必要ないため、再び双方の区別が明確化しつつありますが、テレビにパソコンを接続できることは普通になっています。
(ただし安いテレビでは接続できない事があり、色合いなどに問題が生じる場合もあります)

とりあえず基本的には、家庭用テレビとパソコン用ディスプレイ(モニター)は別のもの(共用できるものもあるが、それは特殊なタイプ)と考えておいた方がいいでしょう。

や行

4K解像度(よんけいかいぞうど)

4K解像度とは、水平画素数4,000×垂直画素数2,000前後の画面解像度を持つ動画フォーマットの総称。厳密な規格はなく、一般的には、デジタルシネマの標準規格であるDCIで定められている4K (4096×2160) や、FHD (フルHD; 1920×1080) の4倍の画素数を持つQFHD (クアッド・フルHD; 3840×2160; アスペクト比16:9)のことを指す。この解像度で撮影する動画用カメラも一般向けに市場に出ている[1]。縦横の解像度を意味する4K2Kと呼ばれることもある。
新しい動画規格として注目され、すでに表示できるディスプレイやプロジェクタは一般向けに販売されているものの、情報を収納する媒体規格や配信方法が定まっておらず、コンテンツも殆ど無いため、一般的には馴染みがない。
なお、NHK放送技術研究所が研究を進めているスーパーハイビジョン(7680×4320)は8K解像度であり別物である。
Canon EOS-1D CやSony CineAlta F65 など

有機EL(ゆうきいーえる)

有機ELとは、電流を流すと発光する性質の有機物質を応用した発光現象のことである。
有機ELは、基板に有機物質が挟み込まれた構造をしており、電流を流すことで有機物質の分子が励起され発光する仕組みとなっている。構造が比較的単純で、バックライトなどの装置が不要であるために極端な薄型化が可能であり、電流の調節によって光の強さも加減できるなどの特徴をもっている。
表示装置(ディスプレイ)の用途としては、他の方式に比べて、輝度や視野角、消費電力などの面でも優れているといわれている。有機ELを表示材料に用いたディスプレイは一般的に有機ELディスプレイと呼ばれている。
有機ELは2000年代初頭から実用化されはじめ、照明装置や小型機器のディスプレイとして採用されてきた。2000年代後半に入るとパネルの大型化が実現し、それまでのプラズマディスプレイなどに次ぐフラットパネルディスプレイ(FPD)の候補として有望視されている。2007年10月にソニーが発表した11型の有機ELテレビは、厚みが最小で3mmという極薄さが実現されたことで大きな話題を呼んだ。

D行

DVI

Digital Visual Interface(デジタル ビジュアル インターフェース、DVI:ディー ブイ アイ)は、液晶ディスプレイやデジタルプロジェクタのような、デジタルディスプレイ装置の映像品質を最大限活かすよう設計された映像出力インタフェースの標準規格である。これはDigital Display Working Group (DDWG) という、産業界のコンソーシアムによって開発された。この規格はまず第一にディスプレイに無圧縮のデジタルビデオデータを送るように設計されている。また、部分的にHDMI規格と互換性がある。

H行

HDMI

HDMI(エイチ-ディー-エム-アイ)とは High-Definition Multimedia Interface(高精細度マルチメディアインターフェース)の略で、映像・音声をデジタル信号で伝送する通信インタフェースの標準規格である。
Silicon Image、ソニー、東芝、トムソン、パナソニック、日立製作所、フィリップスの7社が共同で規格を策定した。

I行

IPS

IPS液晶とは、液晶パネルの表示方式の一種で、日立製作所が1995年に発表した、視野角の広さを特徴とする方式である。
PCの液晶ディスプレイなどで主に利用されている表示方式のうち、TN液晶(Twisted Nematic)、VA液晶(Vertical Alignment)などの方式では、液晶分子に電界をかけると、液晶分子が基板に対して立ち上がるように制御される。これに対してIPS液晶の場合、液晶分子が基板と平行に回転するように動く。このため、上下左右の斜めから見ても色調やコントラストの変化が少なく、より自然な表示が維持できるようになっている。
IPS液晶は日立によって1995年に発表され、翌1996年に実用化された。その後いくつかの改良を経て、テレビ向けに利用されているIPS-Pro、携帯電話などに搭載されているスーパーファインIPSなどが登場している。

L行

LEDバックライト

LED(発光ダイオード)は、Light Emitting Diodeの略で電圧を加えて発光する半導体素子を意味します。電子のエネルギーを直接、光エネルギーに変換するため、熱や運動(発振等)を生じないため効率が高いことが特徴です。
そのLEDを液晶テレビのバックライトに使うと、どのようなメリットがあるのか、整理してみましょう。
・テレビを薄型、軽量にできる (デザインの自由度が増す)
・瞬時に点灯し、明るさ調整ができる(エリア駆動~ローカルディミングともいう~が可能になり、コントラストや黒表現、グラデーションがきれい)
・低温特性が高い(使用環境を選ばない)
・インバータが不要である (構造がシンプル)
・水銀レス(環境にやさしい)
・約50000時間の長寿命(画質の劣化が少ない)

M行

Matrox社

マトロックス
Matrox Electronic Systems
種類 非公開会社
略称 Matrox
本社所在地 カナダ
設立 1976年
業種 ハードウェア
事業内容 グラフィックス、ビデオ編集、および画像処理ソフトウェアおよびハードウェアソリューションの設計・製造・販売
代表者 Lorne Trottier (社長)
従業員数 800名以上
外部リンク http://www.matrox.com/

Matrox Electronic Systems Ltdは、PC向けグラフィックカード、放送・業務用ノンリニア編集機器、産業用画像入出力装置、サーバー用ネットワーク機器(撤退)などのメーカー。本社所在地はカナダ、ケベック州ドーバル市。
1976年にローン・トロティエ(Lorne Trottier)とブランコ・マチク(Branko Matić)によって創業された。
Matroxという社名は創業者であるマチク(Matić)とトロティエ(Trottier)の名をつなぎ、これに優れた(excellence)という意味を込めて「X」を加えたものである。各事業部ごとに別会社となっており、公式サイトや輸入代理店などもそれぞれ別々に構成されている。